前回は船舶の情報から船主を確認して企業検索でその会社を調査することで情報がつながる方法を説明しました。
今回は制裁している情報や新しい法律や海洋犯罪の情報があるサイトの紹介です。
制裁措置されている情報把握できるサイト
下記は米国政府が制裁措置を課している国々、団体、個人に関する情報を検索することができます。
https://sanctionssearch.ofac.treas.gov/
実際の画面です。
下記の通り検索したいキーワードを入れて「Search」を選択
結果より該当するデータを選択して船舶が登録された国を確認
下記の中で会社名を選択してコピー
検索画面に戻り貼り付けて「Search」を選択
検索結果を選択すると詳細確認できます。
新しい法律等を確認できるとサイト
下記のサイトはアメリカの連邦機関が制定する新しい法律や規制、提案規則、公式の公告、行政命令などが掲載されます。
https://www.federalregister.gov/
上記のサイトで調べて制裁の詳細内容を確認できます。
海賊行為や海洋犯罪をリアルタイムで確認できるサイト
下記のサイトは海賊行為や海洋犯罪の発生情報をリアルタイムで表示するマップです。海上での略奪、船舶への襲撃、人質事件など、海賊活動に関連する情報が収集・更新され、マップ上で可視化されます。
https://www.icc-ccs.org/piracy-reporting-centre/live-piracy-map
下記が実際の画面です。
ポイントをクリックすると事件の詳細を確認できます。
今回でOSINT（インターネットの情報から得られること）で海上についての様々な情報収集する方法は最終回です。今回は船の情報から制裁されている内容を調べて、その制裁内容を確認する方法や海上での犯罪が発生しているマップのサイトを紹介しました。各サイトへの情報は断片情報ですが、今回のシリーズで紹介したOSINT情報をつなげると様々な情報がわかりそうですね。