この度、キャノン製複合機C3520の副回線接続についていろいろと四苦八苦しましたので備忘録として書いておきます。業者の方のやり取りでいろいろと学ぶことがありました。その節はありがとうございました。



C3520の副回線

 キャノン製複合機のC3520はネットワークが2系統で繋げることが可能です。主回線と副回線という概念ですね。主回線は有線LANで業務用ネットワークとして使い、副回線はインターネット接続しているPCとの接続に使っております。

ネットワーク構成

無線アクセスポイント

 ある拠点でC3520 の副回線で繋げている無線が途切れるケースが多くなってきました。今まではNECのAtermというアクセスポイントを使っておりましたがファームウェアのアップデートが2021年で完了しており、複合機のファームウェアは上がり続けるが無線アクセスポイントのファームウェアは上がらないため、そこでバージョンの不一致が起こり、通信が不安定になっているのではないかと考えました。そこで今回は無線アクセスポイントでTP-LINKの「Archer AX23V]を購入しました。

Archer AX23V

https://www.tp-link.com/jp/home-networking/wifi-router/archer-ax23v/v1/

実際に購入した後の設定は「アクセスポイントモード」へ切り替え、DHCPになっているかを確認し、暗号化キーを任意のものへ書き換えました。

現地作業

 いざ、物品を持っていき、現地で無線アクセスポイントの交換を実施しました。最初はNECののアクセスポイントからそのまま入っているLANケーブルを入れ替えました。自分のスマホやパソコンではSSIDが表示され、つながりましたが複合機側の副回線にはアクセスポイントが表示されません。ときどき、表示されて繋げてみて「接続しました」と表示されますが、状態を確認すると「未接続」となっておりました。

 そこでキャノンのサポートセンターへ問い合わせてみました。そこでこの複合機は無線の周波数が2.4GHZにしか対応していないことが分かりました。

 次にネットワークベンダーの方へ相談してTP-LINKのAX23についてスマートコネクト機能があり、2.4Gや5GのバンドをまとめてSSIDで表示する機能があることが判明しました。手動で2.4Gと5Gを切り替えたいため、この機能を無効にしてそれぞれSSIDの名称を変更しました。

 他、AX23のWANポートにLANケーブルを入れていたのをLANポートへ入れなおしました。メーカーによっては上部にルーターからきているLANケーブルをWANポートに入れるとだめでLANポートに入れると安定するケースもあるようです。ちなみにバッファローのアクセスポイントはアクセスポイントに切り替えるとWANポートに入れてもLANポートと同様な動作をするようです。

 また複合機のセキュリティ規格が「WPA2-PSK(TKIP)」対応のため、AX23についてもセキュリティ規格を同一の「WPA2-PSK(TKIP)+WPA2-PSK(AES)」へ変更しました。

 複合機側の副回線のIPアドレスが「192.168.10.○○」と新しく設置したアクセスポイントをアドレス体系が異なっていたのでDHCPで一度、動的にIPアドレスを割り振ってその後にIPアドレスを固定しました。こうなった要因は前のNECのアクセスポイントがルーターモードとなっており、2重ルーターということで上部のルーターではなくこのNECのルーターのDHCP機能からIPアドレスが払い出されていることになりました。

ようやくつながりました!!

 上記の設定を実施して、ようやく複合機側の無線アクセスポイント検索で表示されて、繋げることができました。状態の「未接続」ではなく「良い」となっておりました。

 インターネットPCと複合機もpingが通り、通信ができたことにより印刷やスキャンもできるようになりました。

今回の振り返り

 今回のことを振り返ると、まずは複合機側の周波数が2.4しか対応していないこと、WPA2-TKIP対応という基本的なことを知っておく必要がありました。またTP-LINKのアクセスポイントについてもスマートコネクト機能を無効にして2.4と5を分離させることができることの把握ができておりませんでした。また2重ルーター問題もあり、IPアドレス体系も複雑になっておりしたのでそこもシンプルに考えておく必要があります。